BASICS
水素吸入器は、水の電気分解を機械の中で連続的に起こす装置です。特別な原理は使われていません。ここでは中で何が起きているかを、膜と電極の役割まで含めて説明します。
体への影響については扱いません。理由は最後の章に書いています。
水に電気を流すと、水素と酸素に分かれます。中学校の理科でやる水の電気分解です。水素吸入器は、これを機械の中で連続的に起こし、出てきた水素ガスを細いチューブで鼻まで運ぶ装置です。
だから機械としての性能は、2つの数字にほぼ集約されます。1分あたり何ミリリットルの水素を出せるか(発生量)、そして出てくる気体のうち水素が何パーセントか(純度)。それ以外の項目――静かさ、大きさ、タイマー、液晶――は、使い勝手の話です。
電気分解では、片方の電極から水素、もう片方から酸素が出ます。このままだと2つの気体が混ざるので、隔てる仕組みが要ります。PEM方式(固体高分子電解質膜)は、その隔てを膜で作ります。
膜は、電気を通す役割も兼ねます。だから水そのものに電解質を溶かす必要がなく、純粋な水――精製水――で運転できます。逆に言えば、ミネラルの入った水を入れると膜に付着して性能が落ちるため、水道水は使えません。
FRESCAの純度99.9%以上(メーカー試験条件下)という数字は、この構造から出ています。
電極は、水の中で電気を流し続ける部品です。材料の選び方を間違えると、腐食して溶け出し、その成分が水に混ざります。
FRESCAはチタンの土台にプラチナをコーティングした電極を使っています。どちらも、この条件で溶けにくい金属です。コストのかかる構成ですが、口や鼻に入る気体を作る機械では、材料の選択がそのまま安全性の話になります。
PEMモジュールの寿命は、メーカー試験条件下で約4,000時間。1日1時間の使用なら10年以上に相当しますが、これは保証期間とは別の数字です。保証は1年です。
水素水は、水に水素を溶かして飲むもの。吸入器は、気体のまま鼻から吸うものです。単位も違います。水素水はppm(水に溶けた量)、吸入器はmL/分(出てくる気体の量)。「濃度」という言葉が両方で使われるので混同されますが、比べられる数字ではありません。
FRESCAには、コップの水に差して水素を溶かすバブリングスティックが1本同梱されています。水素水の生成にかかる時間は、コップ1杯あたり150で約5分、300以上で約3分とされています。
タンクに精製水を入れ、カニューラを本体につないで鼻に当て、電源を押す。これだけです。運転が始まると、本体正面の窓の中で泡が上がります。
カニューラの先に手をかざしても風圧はごく弱いため、「出ているのか分からない」と感じることがあります。購入者レビューにも同じ声がありますが、確認は窓の泡で行うのが確実です。
時間が来ると自動で止まります。使い終わったらタンクの水を捨て、ふたを開けて乾かします。
ここまで読んで、「で、吸うと何が起きるのか」を知りたいはずです。その問いに、当サイトは答えません。
FRESCAは医療機器として承認された製品ではありません。医療機器でない製品について身体の機能や症状への作用をうたうことは、薬機法68条が禁じています。疲労、血流、睡眠、抗酸化といった言葉を、当サイトが使えない理由です。
書けるのは、機械の仕様と、使い方と、選び方まで。それより先を知りたい場合は、医師や公的機関の情報を当たってください。この線引きは編集方針に書いています。
Q & A
FRESCAの場合、機種によって1分あたり150mL・300mL・600mLです。純度は全機種99.9%以上(メーカー試験条件下)とされています。
薬局やドラッグストアで購入できます。2週間に1回の入れ替えが必要なので、使う頻度に合わせてまとめ買いしておくと切らしません。
水素は可燃性の気体です。ただし吸入器が出すのは1分あたり数百ミリリットルで、部屋に滞留する量ではありません。火気の近くや、締め切った狭い場所での長時間使用は避けてください。
読んだ内容を、実際のモデルに当てはめてください。
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